ライトレールはTrolleyと呼ばれており、Blue Line、Green Line、Orange Lineの3路線があります。ステップ付きの電車が運行されており、San Diego都心部では併用軌道ですが、郊外では専用軌道を走ります。
都心部を6両編成で走るTrolley San Diego, CA / 2010.7.15 |
3路線とも日中は15分間隔で運転されていますが、都心部ではBlue LineとOrange Lineが並走している区間があり、待たずに乗れる感じでした。
ポケットサイズに折りたたまれたTrolleyの時刻表が配布されていました。路線図や運賃、乗り方の説明も書いてあり、なかなか便利です。PDF版はこちらで見ることができます。
バスは、ライトレールの周りを囲むように約100の路線があり、700台を超えるバスで運行されています。PDF版の路線図はこちらです。
MTS #320 New Flyer C40LF San Diego, CA / 2014.6.12 |
多くのバスは40フィートの大型車ですが、一部の路線には60フィートの連接バスや30フィートの中型バス、45フィートのコーチ型バスも使われていました。
MTS #1908 New Flyer D60LF
San Diego, CA / 2010.7.12 |
現行の塗装は赤と白の組み合わせですが、白・黒・赤・青の古い塗装の車両も残っており、2014年に訪れたときにも見ることができました。
MTS Rapid #1129 New Flyer XN60
San Diego, CA / 2014.6.12 |
いくつかの路線では連接バスが使われているようで何度か見かけましたが、2014年に運行がスタートしたRapidでも連接バスが使用されたのに伴い、連接バスの台数はそれ以前の倍以上に増えたようです。
Rapid路線図(公式サイトより) |
Rapidは、Bus Rapid Transit(BRT)の一種で、現在5路線が運行されています。周辺路線との関係がわかるPDF版の路線図はこちらです。
MTS #2772 ElDorado National E-Z Rider II MAX CNG
San Diego, CA / 2010.7.12 |
30フィートの中型バスは、都心部とSan Diego International Airport(SAN)を結ぶRoute 992で使われていました。
MTS #8520 Blue Bird Express 4500
San Diego, CA / 2010.7.12 |
郊外と都心部を結ぶ通勤用路線には、45フィートのコーチ型バスが使われており、朝と夕方に見ることができました。
運賃(1回の乗車)はTrolleyが$2.50、通常のバスが$2.25ですが、RapidやExpressと呼ばれるバス路線は$2.50、$5.00など異なる場合もあります。運賃について詳細はこちらです。運賃の支払いは現金でもできますが、Compass CardというICカードも使うことができます。
Passと呼ばれる1~4日、14日、30日用の乗車券もあります。このうち、1-day passは一日乗車券ですが$5と$12の2種類があり、5$のものではでMTSのバス(Rapid Expressを除く)とTrolleyとともに、NCTD(San Diego北部の別事業者)のバスにも乗ることが可能です。そして$12のほうは、これに加えてMTS Rapid ExpressやNCTD COASTER、FLEX(いずれも通勤列車)にも乗ることが可能です。Trolleyの駅には券売機があり、そこでも購入することができます。
Trolleyの駅に設置されている券売機
San Diego, CA / 2010.7.10 |
事業者情報
Metropolitan Transit System
San Diego, CA
https://www.sdmts.com/
CA 45642
乗合バス車両数
2017年 797台(うち連接バス86台)
2016年 793台(うち連接バス86台)
2015年 797台(うち連接バス86台)
2014年 782台(うち連接バス86台)
2013年 725台(うち連接バス39台)
2012年 738台(うち連接バス39台)
参考文献 Metro Magazine
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