いっぽう、アメリカでは多くの場合に12時制が使われています。理由は不明ですが、日本人にとっては慣れていない「1:23PM」のような表示は、ちょっと違和感があるかもしれません。
下の写真は、Los Angeles Union Stationにあった発車案内です。PM付きで午後の時刻が12時制で表示されています。
Los Angeles Union Stationの発車表示 Los Angeles, CA / 2017.8.2 |
動画も載せてみました。こちらは、Minneapolis, MNのMetro Transitが運行しているライトレールの駅に設置されていた発車案内です。やはり現在時刻が12時制表示です。ちょうど電車が入線してくるところなので、それを案内する音声も聞くことができます。
Nicollet Mall Stationの発車表示
Minneapolis, MN
Minneapolis, MN
アメリカでは多くの交通事業者が路線ごとの紙媒体による時刻表を配布していますが、そこに掲載されている時刻もたいてい12時制で書かれています。そして、午前は細文字、午後は太文字で書き分けられているのも一般的です。時刻表の下にその旨が補足されています。ここではLight Type(細文字)、Darker Type(太文字)と書かれていますが、この表現にはいくつか別の書き方もあるようです。
Seattle,WAの交通事業者である King County Metroが発行している時刻表の一例 この時刻表は公式サイトからPDF版を入手できます |
さて、12時制の場合、正午は午前と午後のどちらなのでしょうか?
Amtrakの時刻表ではどちらでもなく正午を示すN(noon)が使われています。いっぽう上のKing County Metroの時刻表では太文字標記なので午後に含んでいて、事業者によって扱いが異なっているようです。
Amtrakの時刻表では正午は12:00Nと表示されています 時刻表は公式サイトからPDF版を入手できます |
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